2021/08/19 13:16

「わあっ!100円玉、池に落としちゃった!」
「あなたが落したのは、この金色の5円玉ですか?
それとも、この銀色の1円玉ですか?」
「あの~ 100円玉ですが。」
「正直者よ。では、5円と1円の両方をあげましょう。」
「それでは、94円のそんがいです。」
「確かにそうかも知れません。
でも、この池はとても危ないのです。
苦しまず死なずにすんだ授業料が94円です。」
ボクは池をあとにして家へと向かった。
そして二度とあの池には近づかない事にした。
ふと、ポケットに手を入れると
落としたはずの100円玉が
いつの間にか戻っていた。